
看護師転職・求人 働き方 病院 ある日のタイムスケジュール
看護師として病院への転職に成功した人の一日のタイムスケジュールを紹介します。
看護師が働くと言えば病院なのは当たり前というイメージがあるかもしれませんが、病院にも定義があり、「20床(しょう)以上の入院施設を持つ医療機関」と定められています。
つまり、それ以外の施設は厳密には病院とは言えないというわけです。
病院の中でもかなり大きい病院のことを総合病院と呼び、厳密には 「内科、外科、産婦人科、眼科及び耳鼻いんこう科」を含んで、
かつ「集中治療室、講義室、病理解剖室、研究室、化学、細菌及び病理の検査施設、 その他諸々」の施設を持っている施設のことを言います。
今回は、病院の中でも総合病院に転職した人のタイムスケジュールを一例として紹介します。
6時40分 起床・朝食
この時間に目が覚めます。一人暮らしなので寝坊しないように目覚ましは2つセットします。起きたらパンなどの簡単に作れる朝食を準備します。
7時
ご飯を食べて出勤の準備です。化粧もしますが仕事の日は薄めです。
7時25分 出発
車通勤なので自分の車を運転して向かいます。私が勤務しているのは総合病院なので、駐車場も広いです。ガソリン代も支給されます。
7時45分 到着
駐車場に着いたら早歩きで病棟に向かいます。病院が大きいので駐車場に着いてからがけっこう遠いです。ここら辺は大きい病院の嫌なところですね。
7時55分 着替えと準備
病院に着いたら病棟に向かいすぐに準備をします。勤務先は大きな総合病院の心臓血管外科です。気合を入れつつナース服に着替えます。
8時
勤務開始時に申し送りを受けて患者さんについて頭に入れておきます。
まず最初にやることは点滴と服薬の準備です。これは基本的な看護業務なので、どの科でも同じですね。病院勤務なら基本中の基本です。
私の中で看護師と言えば「病院」というイメージだったので、最初から作業に関しては違和感なくやれていました。
その後は、手術の予定を再度チェックします。病棟が外科なので、手術の予定によって一日のスケジュールが大幅に変わってきます。
手術があるというのも、病院勤務の看護師だけだと思います。
9時
手術の患者さんのケアに入ります。点滴などの準備はもちろんのこと、精神的なケアもしていきます。
手術前はやはり不安になってしまう患者さんが多いので、落ち着かせる感じで話しかけたりします。
手術前に点滴を注射しておいたり、検査したりする場合もあるので、臨機応変に対応していかなければいけません。
同時にバイタルサイン測定、検査の準備もします。
10時
私は手術室には入らないので、患者さんを手術に送り出したら、次の業務に戻る感じです。手術には手術専門の看護師がいます。
外科は救急対応や急変対応も多いので、決まった作業に追われながらも、イレギュラーな仕事も入ってくる感じです。
ですので、総合病院の中でもかなり忙しい職場だと思いますが、その分やりがいがありますし、毎日同じことの繰り返しとかではないので私は好きです。
12時 休憩
その日の手術の予定に合わせて、交代で1時間の休憩をとります。食堂でゆっくりご飯を食べて、あとは体力回復につとめます。
13時
午後からも仕事内容は変わりません。基本となる入院している患者さんの健康状態のチェックと、機器のチェックなどの雑務をこなしていきます。
とくに健康状態のチェックはかかせません。手術前や手術後に少しでも変化があった場合、すぐに報告します。
それに加えて清潔ケアと呼ばれる、介護業務も仕事のうちです。清潔ケアは看護助手の人がメインでやりますが、看護師もヘルプに入ったりします。
15時
午後の手術がある場合は、終わる時間を考えて時間配分をしていかなければいけません。
検査出しオペ出し、手術の前はやることがたくさんあるので、時間配分を少しでも間違えると残業になってしまいます。
オペ出しは採血データの確認や手術部位のレントゲンの確認、ルート確保やプレメディ(麻酔前投薬)、患者さんの着替えなど手術室に時間通りに患者さんを連れて行き、オペ室への申し送りをすることです。
検査出しは検査室に送り出すための準備です。
16時
担当する手術が少ない日はこの時間からデスクワークに入ります。看護記録や申し送りの作成などです。
いつの間にかこの時間になっていることがけっこうあります。
17時 業務終了
一応この時間が業務の終了時間になります。私の病院は残業がけっこうあるので、この時間で終われないこともよくあります。
残業が嫌な人は、比較的余裕がある病棟を選んだ方がいいかもしれませんね。
この時間に終われたら、すぐにロッカーに行って着替えます。
18時 帰宅
私は仕事が終わったらまずシャワーを浴びに帰ります。そのあと余裕があれば友達とご飯に行くこともあります。
19時 自由時間
ここから寝るまでの時間は雑誌を読んだりテレビを見たりして自由に過ごします。仕事のことはできる限り考えないようにしています。
24時 就寝
日付が変わる前にベッドに入るようにはしています。次の日が仕事の場合、寝るのが遅くなるとかなり辛いです。睡眠は大切ですね。
私のスケジュールはこんな感じです。総合病院の外科なので、かなり忙しい現場ですがとてもやりがいがあります。
病院で働くことで看護師としての知識やスキルも高まりますしね。
ハードな現場が嫌な人は転職先として、小さな病院を選んでみるといいでしょう。

看護師転職・求人 働き方 病院 転職・求人先と仕事内容
看護師の職場で「病院」というのは基本的な場所です。ですので、病院が未経験の看護師であっても、すぐに適応していくことができるでしょう。
ただ、病院は科によって必要なスキルや知識が変わってきます。
あまり経験のない病棟に配属された際はそれを磨いていく必要はあるでしょう。
ちなみに、病院での基本的な仕事としては血圧測定、体温測定、脈などの測定、注射、点滴、採血などの治療の補助、食事やお風呂、ベッドメーキングなどの身のまわりの世話全般になります。
小さな病院でもやることは同じです。科の人員や規模によっては、看護助手の人と仕事が別れていることもあります。
常勤の看護師であれば、パートの看護師や看護助手に指示を出す役割も任されることがあります。
そして、一日の終わりには記録をつけたり夜勤の人に引き継いだりする作業もあるので、覚えておきましょう。
また、病院に勤める看護師の中には、手術専門の看護師もいます。オペ看と呼ばれるもので、手術中の器具だしなどの補助を専門にやる看護師です。
手術専門の看護師は、同じ病院の看護師でも仕事内容は全く変わってきます。
手術の内容や器具に関する知識も必要になってくる難しい仕事ですが、スキルアップが目指せるので、挑戦してみるのもいいでしょう。
病院勤務の看護師は、看護師全体の7割以上を占めているため、とても人気の高い場所です。
ですが、慢性的に人手不足ですし、科によって内容が変わってきますので、病院から病院への転職であっても、目指す価値のある職場です。
また、小さい病院から大きい病院、大きい病院から小さい病院への転職もオススメです。
規模が変わると仕事で得られることも変わってきますし、給与や待遇面にも変化があることがあります。
そして、忘れてはならないのは、病院は基本的に夜勤があるということです。2交代か3交代かは病院によって異なりますが、常勤の看護師は夜勤と日勤の両方をやることがほとんどです。
今現在病院に勤めている人でも、病院という枠で探してみることで、あらたな発見があるでしょう。

看護師転職・求人 働き方 病院 現役看護師からの転職・求人アドバイス
総合病院への転職に成功した私から、転職に関するアドバイスをお伝えしていこうと思います。
私は以前、病院の精神科で働いていました。精神科は患者さんの管理が大変で、忙しい毎日を送っていました。
知識は身に付きましたし、仕事にはすぐ慣れたので特に不満はありませんでした。
ただ、5年ほど経ったところで、別の場所、別の科で働いてみたいという欲が出てきました。
凄く不満があったわけではありませんが、別の場所で知識を深めてスキルアップしたいという思いがあったのです。なんとなくこのままでいいのかなという漠然とした不安みたいなものですね。
結婚はしていなかったので残業とかはあまり苦でなかったですし、なにより稼ぎたい気持ちがあったので、給与ができる限り高いところを探したのです。
そんな中見つけたのが今の総合病院の心臓血管外科です。外科はハードというのは看護師仲間から聞いていたので覚悟はしていましたが、実際に入ってみると想像以上にハードでした。
ですが、その分仕事はとてもやりがいがありますし、なにより給料が高いのでとても満足しています。
病院に転職を考えているのであれば、できる限りスキルアップできるような現場をオススメします。
病院といってもいろいろあるので一概には言えないと思いますが、どうせなら今よりも給料が高く、且つスキルが身に着くようなところをオススメしますよ。
配属される科に関しても、全てが希望通りとまではいきませんが、希望は伝えておいたほうがいいでしょう。
経験のある病棟に行ければ、知識がそのまま活かせますしね。
結婚している場合などは、ハードな科は厳しいと思うので、そこも考えたうえで探してみましょう。
あとは、条件面をしっかり見ておくことですね。転職してから後悔することのないように、給与や休日、夜勤など、しっかりチェックしておくことをオススメします。
